消化器内科・内視鏡

消化器内科とは?

消化器疾患の早期発見、早期治療を図ります

消化器内科とは、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓という消化器を診るところです。消化器における主な疾患は、食道炎、食道がん、胃炎、胃がん、胃・十二指腸潰瘍、肝炎、肝硬変、肝細胞がん、大腸ポリープ、大腸がん、胆石、胆のう炎、胆のうがん、胆管がん、膵炎、膵がんがあります。
当院は「検査を受けていただくことが、がんの早期発見につながる」と考え、多くの患者さんが検査を受けやすいように、胃は内視鏡検査で、大腸はCTを使った検査で診断をしています。
また、胃がん治療の経験を豊富に持つ宇山一朗教授の診察が月に一度、大腸がん専門の医師、花井恒一教授の診察が週に一度ありますので、診察を希望される方はご相談ください。

内視鏡診断支援機能「CADEYE™」

大腸がんの早期発見は重要であり、内視鏡手術や外科手術による治療が可能です。一般的に、大腸カメラ検査が使用されますが、平坦な病変や微細なものは見逃してしまう可能性があります。じんのクリニックでは、AIの技術を活用した「CADEYE™ (キャドアイ)」というシステムが導入しました。
「CADEYE™」は、病変やポリープの検出および腫瘍性か非腫瘍性かの鑑別を支援するための機能を備えています。このシステムは、AIの能力を利用して、内視鏡検査時に疑わしい病変を検出し、医師の診断をサポートします。その結果、病変の発見率が向上し、見逃しのない内視鏡検査が実現されます。
「CADEYE™」の導入により、大腸がんの早期発見と治療の成功率が向上することが期待されます。AIの技術を活用することで、医師の判断を補完し、より正確な診断と効果的な治療を実現することが可能となります。

病変検出支援機能

病変検出支援機能は、内視鏡検査中に疑わしい病変(ポリープなど)を検出するための機能です。この機能では、疑わしい病変が検出されると、それを示すために対象となるエリアを検出ボックスで囲んでモニターに映し出します。
さらに、検出音が鳴ることで、検査を行う医師に疑わしい病変の存在をサポートします。検査中に病変が検出されると、内視鏡画像の画面の外枠が点灯するビジュアルアシストサークル機能が働き、医師に疑わしい病変の存在を知らせます。
これにより、医師は病変を見逃す可能性を低くし、検査の正確性と効率性を向上させることが期待されます。病変検出支援機能は、内視鏡検査の精度向上と早期病変の検出に貢献する重要な技術として利用されています。。

疾患鑑別支援機能

腫瘍性のポリープと推定された場合は、モニター画面の外縁に黄色で表示され、非腫瘍性のポリープであれば緑色で表示されます。この視認性の高いデザインによって、医師の診断をサポートします。医師は、色の表示を通じてポリープの性質を把握し、適切な処置や治療方針を決定することができます。
また、「ポジションマップ」と呼ばれる機能も備わっており、モニター画面の右下に表示されています。このポジションマップは、鑑別した領域の位置を示すものです。医師は、ポジションマップを参照することで、ポリープの位置や分布を把握し、全体の状況をより正確に把握することができます。

内視鏡検査

苦痛を感じさせない胃の検査が可能です

内視鏡検査といえば、「辛い」「苦しい」「痛い」というイメージがあると思いますが、当院では、そのようなイメージを一掃する『苦痛の少ない胃内視鏡検査』を行なっています。
たとえば、従来の約半分の直径の内視鏡を使用した「鼻からの胃内視鏡検査」では、内視鏡が舌根に触れないため、咽頭反射を起こさず、嘔吐感がなく検査を終えることができます。
この鼻から入れる内視鏡検査は検査中も普通に話ができる上、麻酔薬が少量で済むため、患者さんの体への負担も少なくて済みます。

内視鏡検査でわかる病気

内視鏡検査でわかる病気

  • 胃がん
  • 食道がん
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃潰瘍
  • 胃ポリープ
  • 逆流性食道炎

内視鏡検査を受けたほうがよい症状と検査後の治療法

以下の症状がある場合は、胃内視鏡検査をおすすめします。

  • 胃痛や胃もたれなど、胃の調子が悪い
  • 胸焼け、酸がこみ上げてくるようなことがある
  • 「理由もなく体重が減ってきた」「食欲が落ちてきた」「吐き気を感じる」といった症状が

続いている

内視鏡検査でわかる病気のなかで、潰瘍、逆流性食道炎、胃炎、びらん(胃のただれ)などは、当院でお薬の服用による治療が可能です。
腫瘍やポリープの摘出など、内視鏡を使用した手術を伴う治療については、総合病院の専門の医師をご紹介させていただきます。

当院自慢の「苦痛の少ない胃内視鏡検査」

当院の院長は日本消化器内視鏡学会に認められた内視鏡の専門医として、数多くの検査経験を積んでおります。当院は可能な限り苦痛のない状態で内視鏡検査を受けていただけるよう工夫を凝らし、その内容を患者さんに丁寧に説明させていただいております。
また、がんの見落としがないよう、毎回細心の注意を払って検査に臨み、がんの早期発見に努めています。

大腸CT検査

CT検査は内視鏡検査よりもラク

男女ともに日本人の死亡原因のトップを占める大腸がん。その大腸がん検査といえば、内視鏡検査が一般的ですが、苦痛や恥ずかしさから、なかなか検査を受けていただけません。血便などの異常があっても検査を敬遠する患者さんが多いため、当院では患者さんが大腸検査を受けやすいようCTを導入し、がんの早期発見に尽力しています。

大腸CT検査のメリット

数年前から保険適用になった大腸CT検査は、内視鏡検査に較べて検査当日に飲む下剤の量が少なく、検査も短時間で済みます。肉眼でみつけにくい2~3mmのポリープも画像に映るため、ポリープやがんの疑いがある患者さん向きです。
また、腸しか診ない内視鏡検査と異なり、お腹全体を映すCT検査で、予期せず肺がんがみつかった例もあります。

大腸CT検査の対象になる患者さん

大腸CT検査はがん検診の2次検査ですので、便に血が混じっている方が対象です。ただし、大腸CT検査の場合、ポリープがみつかっても内視鏡検査のようにその場で切除することはできませんので、ポリープの切除が必要な場合はあらためて内視鏡検査を受けることになります。
ただ、大腸CT検査でポリープのサイズがわかりますので、「今は様子を見て、ポリープ切除のための内視鏡は来年にしましょう」という判断も可能です。

検査の際の患者さんへの配慮

大腸CT検査

当院は恥ずかしいという患者さんのお気持ちに配慮し、腸を膨らませるための炭酸ガスを肛門から注入する検査前の作業を、女性の患者さんには女性の看護師が、男性の患者さんには男性スタッフが対応しています。

検査の流れ

大腸CT検査はがん検診の2次検査ですので、便に血が混じっている方が対象です。ただし、大腸CT検査の場合、ポリープがみつかっても内視鏡検査のようにその場で切除することはできませんので、ポリープの切除が必要な場合はあらためて内視鏡検査を受けることになります。
ただ、大腸CT検査でポリープのサイズがわかりますので、「今は様子を見て、ポリープ切除のための内視鏡は来年にしましょう」という判断も可能です。

  • 1カウンセリング後、検査についてご説明します。検査日を決めたら、看護師から3食分の検査食(食べやすい味)と下剤(コップ1杯のみ)が渡され、検査前日にすべきことをお伝えします。検査当日まで水分を多く取るようにしましょう。

  • 2検査当日は医師の問診、血圧チェックを行い、CT検査をします。内視鏡検査と異なりCTの場合は、腸に軟便が残っていても検査が可能です。

  • 3検査着に着替えたら、肛門から大腸を膨らませる炭酸ガスを注入します。この作業は、女性の患者さんには女性の看護師が、男性の患者さんには男性スタッフが行います。さらに肛門部分が割れている検査用のパンツを使用することで、作業をスムーズにしています。

  • 4専門の放射線技師が検査を担当。モニターを観察しながら、あおむけ、うつぶせ、横向きの撮影をします。

  • 5診断結果を医師が解析し、検査結果をお伝えします。経過観察が必要な患者さんには再検査をアドバイス。ポリープがみつかり、精密検査が必要な場合は、連携している大きな病院をご紹介します。病院で検査や手術を受けた後は、当院に通院していただき、経過を観察します。

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